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昨日はタイトルにもあるように数字当てゲームが行なわれました。


と、いってもこれはただの数字当てではなく会社の運命やこれからの展開を左右する大変な数字当て。


一般的には入札と言われているれっきとした制度の事です。入札制度の事を数字当てゲームとは不謹慎に思われるかもしれませんが、なぜ数字当てゲームなのか書きたいと思います。


我々公共事業を受注する会社にとっては昨今、事情が大きく変わってきています。


入札制度改革にはじまり、一般競争入札の普及。

今まではある程度の地域性というものが重視されましたが今の制度ではあまり関係なくなりました。仕事をしたいと思えば、好きな場所で、好きな工事を選んで好きな金額の札をパソコンに入力、後は結果待ちという時代です。


当然発注側の設計積算があり、失格基準というものも設定されています。規模の大きい仕事や、得意分野の仕事では各社がその失格基準を1円でも下回らないように、いかに失格基準に近付けるかが勝負の分かれ道となっています。


いかに精度のいい積算を行なったとしても、積算をした人間が同じでない限り発注側の積算とぴったり

あってくる事は奇跡と言っていいでしょう。答えの見えない解答、つまり失格基準ギリギリを目指して10000円足しては5000円引きの繰り返し。


まるで数字当てゲームです。


運よく数字が当り落札出来たとしてもそこからが本当のスタートです。

決して儲かる仕事ばかりではありません、いや儲かる仕事の方がはるかに少ないでしょう。その中で少しでも利益が出るように経費を削り、下請けさん、納入業者さんの協力を得てようやっと工事を完成させます。


ナンバーズのように当れば高額ゲットとはならないのもこの数字当て。


ちなみに昨日の数字当て、約8千万の工事に対して2000円足りなく失格となりました。

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