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ある自治体で今年から新しい発注の取組がスタートするようです。
その名も『難工事指定工事』

読んで字の如く難工事を指定して発注を行い、業者が受注した場合には1年間総合評価で加点します。という制度です。

では難工事とはどんな工事を言うのかと言うと、交通の激しい場所での道路工事や、予算的に見合わない工事等いわば以前不調続きだった工事だそうです。

不調を繰り返す物件というのは様々な理由が考えられます。以前にも書きましたが、技術者の縛りが多すぎて見合す場合や、それこそ現場を一見、見るだけで大変だったり、予算を組んでみたが予算に見合わず持ち出す可能性がある等々。

不調の連続という事は、社会資本を整備するという大切な目的を履行する為に、我々建設業者も考えなければならない事がたくさんありますが、発注側としても、予算、施工の方法等我々以上に考えなければならない事があると思います。
今回の難工事指定もその一つだとは理解しますが、

『指定しただけで終わり。後は上手く施工してください。その代わり総合評価の加点にしますから。』
と言うにんじんニンジンだけにはならないよう祈るばかりです。

それにしても我々建設業界には、今思い浮かぶだけでも、ボランティア、環境、子育て支援、災害復旧、社員教育・・・・・にんじんがいっぱいぶら下がっています。