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公共工事の入札制度は通常ランク分けを行い工事の発注を行っています。

ランク分けを行うのに活用されるのが経営事項審査、そして各発注機関で「競争参加資格審査」によりランク分けが行われます。

さいたま市では建築、土木、舗装、管等々各種のランク分けが行われ、発注標準なるランクに応じた上限金額を設け入札を行いますが、今回は土木に限りお伝えしたいと思います。

さいたま市の土木のランクはS~Cまでとなっています。
さいたま市発注標準

 土木S・・言わずと知れたさいたま市の最高峰レベルの建設業者です。
さいたま市は政令指定都市です。それはそれは大きな仕事もあるでしょう。
発注金額も6千万円以上基本上限はありません。SランクのSとはspecial即ち「特別」と言ういみでしょうか。

 土木B・・市街地の道路整備等、街造りには欠かせない担い手です。最近はスマイルロードと銘打って生活道路の整備が盛んに行われています。

 土木C・・土木Bが生活道路の本線と例えるなら枝線部の担い手でしょうか。さいたま市は広く大きいです。隅々の生活道路を直していきます。

土木S,B、Cと来てAランクが抜けているのに気が付いたと思います。Aランクといえば食肉で例えるならばA5~Aまでありますが最高ランクです。さいたま市でもさぞ重要な位置を占めているのだろうと思われますが、以下の表をご覧ください。
23年度さいたま市土木工事ランク別発注表
7月27日現在の発注状況です。
S級13件、B級20件、C級20件、A級・・・3件
さいたま市にとってA級とは帯に短し襷に長し的な存在なのでしょうか。

Åランクの和牛も出荷停止状態が続くと「さし」が入りすぎ、出荷なくなるといいますよ。

さいたま市土木格付けAの存在意義とはなんなんでしょう?