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お役所仕事以外どの業界も多かれ少なかれ競争社会が存在しています。

我々建設業界も「一般競争入札」のもと喰うか食われるかの熾烈な競争を繰り広げています。

喰うか食われるかと言えば、やはり思い浮かべるのは野生のサバンナではないでしょうか。

サバンナではライオンを頂点に残飯を片づけるハイエナ等々様々な動物がいて生き残るために熾烈な競争を繰り広げています。

我々の競争をアフリカのサバンナに例えると頂点のライオン=落札候補者。旨い肉=いい仕事(例えば開削の下水、切削オーバレイ等)と言った感じでしょうか。

では旨い肉を食えなかった場合は、それはハイエナではないですが腐った肉を食うしかありません。

腐った肉=悪い仕事、割に合わない仕事と言ったところでしょうか。

旨い肉=いい仕事、儲かる仕事。
腐った肉=わるい仕事、わりに合わない仕事、儲からない仕事

さてどっちの肉を食べたいでしょうか。もちろん旨い肉に決まってますが、最近の入札物件を見ていくと
腐った肉が目につきます。
さいたま市でもA級の一抜けが実施されましたが、腐った肉を傷んだ肉でサンドイッチにして出したような
物件だったのが記憶に新しい所です。

また、埼玉県に至っては「難工事指定」と銘うって場所の悪い、どう考えても割に合わない様な腐った肉仕事をブランド化して売り出すかのようなやり方が目につきます。

年度初めに社員にこう話しました。「旨い肉は誰でも食べたいので競争が激しい、場合によっては腐った肉に手を
出さなければ餓死してしまう。腐った肉を煮るのか焼くのかどうにかして食べれるように調理する事も皆さんの腕の見せ所です」と。

必要なライフラインが年々整備済となっていく中、旨い肉はそうそうないかもしれません。これからは腐った肉の調理方法を考えないといけない時代に突入したのではないでしょうか。
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